1-7 「数十ページ規模の技術文書」の見出し構成
20ページ超になる調査報告や100ページとはならないまでも50ページを超える取扱いマニュアルなどは、「章」と「節」に「項」を加えた3階層の見出しで構成するのが適切です。
3階層の見出し構成 章:文書の大枠 - 節:章の具体事項 - 項:節の小分け
その際は、第2階層である「節」を「解説の基本単位」にして、節を小分けする必要がある場合に第3階層である「項」を使います。第4階層である「目」まで不要に細分すると、見出し構成が複雑になります。
今回は数十ページ規模の製品解説あるいは報告書を例にして、その見出し構成を考える際の基本と留意点を述べてゆきます。なお、ここでの1ページはA4判縦使い・1段組みを想定します。
1. 「解説の基本単位」の置き方
2. 見出しの階層数
3. 「章」の扱い方
4. 「節」の扱い方
5. 「項」の扱い方
6. 見出しの細分を避ける工夫
7. 適した章見出し・節見出しの数
8. 適した見出し番号書式
9. ページ番号および図・表番号の付け方
10. 表紙、序文および目次の扱い方
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。
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