1-10  見出し構成のチェック:一貫性を欠いた見出し書式

 見出しの階層構成を「見出し構成」と呼びます。

見出し構成       見出しの上位・下位および同位の関係によって文書の骨格をなす階層構成

見出し      続く段落で「何について何を述べるか」を示す名詞または名詞句に見出し番号を添えた題名

 見出し構成に限らず、技術文書の表し方には一貫性がなくてはなりません。

書き手     自身の都合で見出しの使い方を途中で変える。

              ・・・ 自身が決めたルールを自身で破ることになる。

読者    先に読んだ箇所と読んでいる箇所との書式の違いに混乱する。

              ・・・ わかりづらい技術文書と評価する。

 一貫性がなく“場当たり的”に表された技術文書がわかりやすいはずがありません

 今回は、見出し構成の原則を述べたうえで、原則から逸脱した事例とその直し方を解説してゆきます。

1.     変則的な見出し構成

2.     陥りやすい事例:見出しの順位の入れ替え

3.     陥りやすい事例:変則的な小見出しの挿入

4.     陥りやすい事例:他の番号書式の流用

5.     陥りやすい事例:見出しと箇条書きのすり替わり

6.     陥りやすい事例:見出しと注記のすり替わり

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。


ブログの本文は、下記のPDFファイルで閲覧できます。

本文のPDFファイルA4判・全12ページ)

【重要】 PDFファイルの表示に伴うトラブルへの責任は、一切負いません。

 ブログではタイトルを開いたページに本文を表すのが普通ですが、あえてワープロで作成した本文をPDFファイルにして概要・目次に添付しました。HTML形式ではワープロ文書の表し方を解説しきれないというのがその理由です。

l PDFファイルは、5MB以内です。使用する閲覧ソフトウェアによって表示の細部が若干異なる場合があります。

l PDFファイルの利用は、閲覧のみです。共有やダウンロードなどのご要望には応じかねます。

 



コメント

このブログの人気の投稿

1-1  「見出し構成」とは

1-2  見出し構成の「原則」

テクニカルライティングの効果:文書品質の向上と作成時間の短縮