1-15  技術文書の表題-応用形-

 表題は、文書全体の「主題」です。すなわち、「その文書で何を述べようとしているか」を短く表した語です。技術文書の表題には、三つの要件があります。三つを満たしつつ簡潔な表題を表すのは、少したいへんです。

その技術文書の趣旨が読み取れる。  その技術文書の種別がわかる。   同種の技術文書との区別ができる。

上記から「その技術文書の種別がわかる」という要件を外すと、表し方の自由度が高くなります。自由度が高くなれば、その技術文書が何を趣旨とするかも表しやすくなっておのずと他との区別も明確になります。

 今回は、提案書や成果報告書などに有効な「課題解決型の表題」の使い方を解説します。「何を解決したか/するか」を表題に表すと、それ自体が訴求力を備えます。

1.     「定型・準定型の表題」の限界

2.     「課題解決型の表題」とは

3.     「課題解決型の表題」の構成

4.     「課題解決型の表題」の応用形

5.     「課題解決型の表題」の有効性

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

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