1-17 技術文書の見出し名-応用形-
ここでの「見出し名」とは、段落の前にあってその主題を示す名詞または名詞句です。
見出しが「2-1 本体の設置」とあった場合 2-1 ・・・ 見出し番号 本体の設置 ・・・ 見出し名
技術文書では、「本製品の機能」とか「パスワードの設定」といった連体助詞「の」を伴って表す名詞句が見出し名の基本形です。見出し名を名詞句で表すと、「何について何を述べるか」が明確になります。
基本形 「何について何を述べるか」を連体助詞「の」を伴って表す名詞句 例 IP電話の利点
上記を拡張すると、連体助詞「の」を伴った基本形では明確にできない主題を表せます。
応用形の一つ 「何について」の名詞修飾節化 例 改修が必要な部位
今回は、さまざまな応用形とその有効な使い方を解説します。
1.
基本形から応用形への展開
2.
応用形:語を定義する際に添える「とは」
3.
応用形:定型文書での「主部の省略」
4.
応用形:定型文書での「主部と述部の複合語化」
5.
応用形:上位と下位が対になった見出し名
6.
応用形:主部「何について」の名詞修飾節化
7.
応用形:述部「何を述べるか」の列挙
8.
応用形:読者対象に応じた「何について何を述べるか」
9.
陥りやすい事例:用途を誤った見出し名
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
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