1-20 見出し名のチェック：単純語・複合語の見出し名への偏重

　見出し名が単純語あるいは複合語だけでは、「何の」なのか「その何」を主題にしているのかが曖昧です。

単純語の見出し名　            3-2　終了              ･･･　主題にしているのは「何の終了」なのか             

複合語の見出し名                4-3　入力項目      ･･･　「入力項目の何」を主題にしているのか            

　なお、ここでは「単語」を単純語と単語の総称と扱います。

単純語      それ以上の造語成分あるいは接辞に分析できない単語    例　目的　方法

複合語　  いくつかの造語成分あるいは接辞に分析できる単語        例　試験方法　再発防止策

単語         単純語と複合語の総称　　　　　　　　［注］ここでの単純語を「単語」と扱う例もある。　

　技術文書の見出し名が単純語あるいは複合語に偏ると、段落の主題がはっきりしなくなるばかりか不要に見出しが細分されるといった問題が生じかねません。

　今回は、単純語あるいは複合語に偏った見出し名の直し方を中心にして解説を進めます。

1.     見出し名の基本形

2.     陥りやすい事例：「何について何を述べるか」が曖昧な見出し名

3.     単純語あるいは複合語の見出し名に偏りやすい理由

4.     単純語の見出し名の弊害：見出しの細分

5.     複合語の見出し名の弊害：「造語」の発生

6.     複合語の見出し名の弊害：用語の不統一

7.     複合語の見出し名の弊害：名称との区別の曖昧化

8.     単純語・複合語の見出し名の扱い方

まとめ

後　記　

© Yamanouchi Takaaki 2024

［注］今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

ブログの本文は、下記のPDFファイルで閲覧できます。

本文のPDFファイル（A4判・全15ページ）

【重要】　PDFファイルの表示に伴うトラブルへの責任は、一切負いません。

　ブログではタイトルを開いたページに本文を表すのが普通ですが、あえてワープロで作成した本文をPDFファイルにして概要・目次に添付しました。HTML形式ではワープロ文書の表し方を解説しきれないというのがその理由です。

l　PDFファイルは、5MB以内です。使用する閲覧ソフトウェアによって表示の細部が若干異なる場合があります。

l　PDFファイルの利用は、閲覧のみです。共有やダウンロードなどのご要望には応じかねます。