1-5   見出し構成の工夫:「改ページ」の活用

  技術文書での「改ページ」は、単にページを改めることでも成り行きでページが改まることでもありません。

改ページ   特定の見出し階層で意図してページを改めること  ・・・ 「特定の見出し」であることが重要になる。

 数十ページを超える技術文書では、使い方によって改ページが効果的になる場合もあれば読みづらさにつながる場合もあります。

l   章あるいは節が数ページになる場合に統一性がある改ページを使うと、見出しの区切りが明確になる。

l   一方で、改ページに統一性がないと、見出しの関係性が曖昧になってかえって読みづらくなる。また、大きな空きを伴うページが増える。

 改ページを有効に使うには、見出し構成そのものが原則に沿っていなくてはなりません。見出しを見つけやすくしようとして″場当たり的”に改ページにしても、かえって不自然になるだけです。

 今回は、改ページの原則とともにその有効な使い方を中心にして解説してゆきます。

1.     技術文書での改ページの意味

2.     「改ページ」と「改丁」の違い

3.     改ページの原則

4.     陥りやすい事例:統一性を欠いた改ページ

5.     改ページによる「解説の基本単位」の提示

6.     改ページにする見出し階層の選び方

7.     改ページの有効な使い方

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

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