1-6  「ページ数が少ない技術文書」の見出し構成

 ここでの「ページ数が少ない技術文書」とは、長くとも10ページであって一度に読み通すことを想定した技術文書を指します。1ページほどの技術文書と10ページに近い技術文書の違いは、「章」の長さと数です。

ページ数が少ない技術文書  ・・・ 一度に読み通すことを想定した長くても10ページ程度の技術文書

 数ページで構成される技術文書では、不要に見出しを細分せずに「章」と「節」の2階層にとどめるのが基本です。「章」を完結性があるまとまりにしつつ、いくつかの主題に分けて述べなければならない場合に限って下位の見出しである「節」を使います。

今回は、主に小規模な報告書を想定して、その見出し構成を考える際の基本と留意点を述べてゆきます。ここでの1ページは、報告書などで基本の書式とされるA4判縦使い・1段組みを想定します。

1.  「解説の基本単位」の置き方

2.     1ページないし2ページの技術文書」の見出し構成

3.     4ページないし8ページの技術文書」の見出し構成

4.     陥りやすい事例: 原則から逸脱した見出し構成

5.     見出しの細分を避ける工夫

6.     適した章見出し・節見出しの数

7.     適した見出し番号書式

8.     ページ番号および図・表番号の付け方

9.     表紙、目次および要旨の扱い方

10. 見出し構成の事例

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。


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