11-11  曖昧表現のチェック:指示語の多用

 会話でも、「あれ」とか「それ」が多いと、話が伝わりづらくなります。技術文書でも、段落で「これら」、「それが」、「そのため」などが続くと、それぞれが何を指すかが曖昧になります。

 しかしこれらの課題のうちでもっとも重要な事項は、開発に要する時間を短縮することであり、CAEの導入によりそれが可能になる。そのための予算を次年度の開発費に計上する。

 段落は、要点を述べる際の基本単位です。要点とその論証・展開で構成された3文程度の段落に指示語が一つなら、何を指しているかが曖昧になることはありません。

 今回は、指示語が多用された文あるいは段落を取り上げて、その直し方を述べてゆきます。

1.     技術文書に見られる指示語の多用

2.     指示語の置き換えと省略

3.     「その」と「この」の使い分け

4.     指示語の接頭辞への置き換え

5.     文書の一部を指す指示語の置き換え

6.     指示語の有効な使い方-長文の分割-

7.     指示語の有効な使い方-直前の語の継承

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

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