11-15  曖昧表現のチェック:補語の欠落

 ここでの「補語」とは、述語が表す状況を補完する「何で」、「いつ」、「どこからどこへ」などの語です。

シリコーン樹脂で型を作る。 ・・・ で(素材)              現地に着いた。 ・・・ どこに(場所)

 補語を安易にもらすと、文が的確に成立しなくなります。

ブラケットは、エポキシ樹脂系接着剤で接合されていた。            ・・・ 「何に」の欠落

 今回は、補語が欠落するさまざまな例を取り上げて、その直し方を述べてゆきます。

1.     技術文書に見られる「補語の欠落」

2.     「補語の欠落」と「補語の省略」の違い

3.     文に補語を添える際の原則

4.     補語が欠落する原因

5.     陥りやすい事例:対象が複数ある「何に/誰に」の欠落

6.     陥りやすい事例:行為・動作の対象となる「どこに/何に」の欠落

7.     陥りやすい事例:存在・発生の場所「どこに/どこで」の欠落

8.     陥りやすい事例:動作の条件「すると/際に」の欠落

9.     陥りやすい事例:比較の対象「何と/何との」の欠落

10.   陥りやすい事例:変化の起点と着点を表す「何から何に」の欠落

まとめ

後 記 

© Yamanouchi Takaaki 2024

ブログの本文は、下記のPDFファイルで閲覧できます。

本文のPDFファイルA4判・全18ページ)

【重要】 PDFファイルの表示に伴うトラブルへの責任は、一切負いません。

 ブログではタイトルを開いたページに本文を表すのが普通ですが、あえてワープロで作成した本文をPDFファイルにして概要・目次に添付しました。HTML形式ではワープロ文書の表し方を解説しきれないというのがその理由です。

l PDFファイルは、5MB以内です。使用する閲覧ソフトウェアによって表示の細部が若干異なる場合があります。

l PDFファイルの利用は、閲覧のみです。共有やダウンロードなどのご要望には応じかねます。


コメント

このブログの人気の投稿

1-1  「見出し構成」とは

1-2  見出し構成の「原則」

テクニカルライティングの効果:文書品質の向上と作成時間の短縮