11-17 曖昧表現のチェック:曖昧な否定
述語に助動詞「ない」を添えると、文の内容を否定したことになります。本来の否定は、断定的です。
試験問題3は、難しくない。 ・・・ 「難しい」の対義語「やさしい」を意味する断定的な否定
ここでの「曖昧な否定」とは、明確に「ない」としない「対比的な否定」や「条件が曖昧な否定」などです。
試験問題3は、難しくはない。 ・・・ 対義語「やさしい」に近いことを示唆する対比的な否定
試験問題3は、試験問題2のように難しくない。 ・・・ 「難しい」とも「難しくない」とも読めかねない部分否定
今回は、文意を曖昧にしかねない否定を取り上げて、その直し方を解説します。
1.
「否定の基本形」と「対比的な否定」
2.
「部分否定」の大別
3.
部分否定「のではない」と「わけではない」の扱い方
4.
部分否定「必ずしも-ではない」の扱い方
5.
部分否定「のように-しくはない」と「のように-しない」の扱い方
6.
「二重否定」の大別
7.
二重否定「なくはない」の扱い方
8. 二重否定「しないで-しない」と「しないと-しない」の扱い方
9.
呼応の形をとる否定
10.
「しか-ない」、「も-ない」、「さえ-ない」の扱い方
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。
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