11-18 冗長表現のチェック:語意の重複
ここでの「語意の重複」とは、同義語・類義語が重ねて使われていたり語意の一部が後の語に含まれていたりすることです。いわゆる「重ね言葉」です。語意が重複すると、文が冗長になります。
すべての重要事項が網羅的にもれなく記載されている。
[すべて(欠けることなく、どれもみな)- 網羅(あまりなく尽くすこと)- もれなく(残さず)]
・・・ 語意の重複
話し言葉で「まず最初に」とか「より一層の」と言ったりします。話し言葉では強調であっても、文にすると冗長です。必要以上の語の強調は、誤解にもつながりかねません。
[注]「人々」とか「一つ一つ」などの同じ語が連なって一つ語としたいわゆる「畳語(じょうご)」は語意の重複ではない。
今回は、技術文書に見られるさまざまな「語意の重複」を取り上げて、その直し方を解説します。
1.
技術文書に見られる「語意の重複」
2.
技術文書に見られる「係りと受けの重複」
3.
陥りやすい事例:副詞とその係り先の語での語意の重複
4.
陥りやすい事例:名詞修飾と被修飾語での語意の重複
5.
陥りやすい事例:接頭辞・接尾辞とその係り先での語意の重複
6.
陥りやすい事例:目的語・補語と述語での語意の重複
7.
陥りやすい事例:主語と述語での語意の重複
8.
陥りやすい事例:「述語に係る節」と「述語」での語意の重複
9.
陥りやすい事例:名詞修飾節を構成する語での語意の重複
10. 陥りやすい事例:誤解・違和感につながりかねない強調
11. 陥りやすい事例:形容動詞と述語での語意の重複
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
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