11-7 用語のチェック:必要以上の漢語・外来語
技術文書では、動詞文の述語に漢語が多用されます。ただし、漢語で表すと主語あるいは目的語以上に述語が目立って文が不自然になる場合があります。
部品Aに傷が存在した。 ・・・ 漢語「存在」 録画モードボタンを押下します。 ・・・ 漢語「押下」
外来語も、読者が頭の中でその訳語を探さなくてはならない場合があります。
本体内にアクセスしやすい構造 ・・・ 外来語「アクセス」 * accessible 近づきやすい
文は、語と語の関係によって成立します。語に「力点」を置きすぎると、必要以上に漢語あるいは外来語に偏る場合があります。それらの語ばかりが目立つ一方で、かえって文意が曖昧になるおそれがあります。
今回は、漢語あるいは外来語に偏重せずに和語とともにこれらを適宜に使い分ける書き方を解説します。
1.
日本語を構成する和語、漢語および外来語
2.
使い分けの指針
3.
和語と漢語の使い分け
4.
陥りやすい事例:「漢語動詞」への偏重
5.
陥りやすい事例:漢語の多用による文意の曖昧化
6.
陥りやすい事例:文意に沿わない漢語
7.
外来語を使う際の留意事項
8.
陥りやすい事例:外来語の動詞使い
9.
陥りやすい事例:外来語の形容動詞使い
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
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