12-4  無理が生じやすい読点:補語への付与

ここでの「補語」とは、格助詞「で」や「に」などを伴って述語が表す状況を補完する名詞あるいは名詞句です。

部品Aに傷があった。  準備室で保護服を着用する。  指定された場所へ向かう。  ・・・ 補語を伴う文

目的語と同じく、補語は技術文書に頻繁に出てきます。補語および目的語の後に読点を安易に付けると、文の分断につながります。また、文によって補語の後に読点を付けたり付けなかったりしかねません。

手順2 パスワードを、半角英数字で、[ログイン]画面に入力します。      ・・・ 読点で区切りすぎた文

 今回は、補語に読点を付けたためかえって無理が生じた文とその直し方を解説します。

1.     補語への読点の要否

2.     陥りやすい事例:「文の主題」の補語扱い

3.     陥りやすい事例:節の補語扱い

4.     陥りやすい事例:補語の過度な強調

5.     陥りやすい事例:「文の必須成分」となる補語の強調

6.     陥りやすい事例:補語の係り先の示唆

7.     補語の「文の主題」化

まとめ

後 記

© Yamanouchi Takaaki 2024

   [注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

ブログの本文は、下記のPDFファイルで閲覧できます。

本文のPDFファイルA4判・全12ページ)

【重要】 PDFファイルの表示に伴うトラブルへの責任は、一切負いません。

 ブログではタイトルを開いたページに本文を表すのが普通ですが、あえてワープロで作成した本文をPDFファイルにして概要・目次に添付しました。HTML形式ではワープロ文書の表し方を解説しきれないというのがその理由です。

l PDFファイルは、5MB以内です。使用する閲覧ソフトウェアによって表示の細部が若干異なる場合があります。

l PDFファイルの利用は、閲覧のみです。共有やダウンロードなどのご要望には応じかねます。


コメント

このブログの人気の投稿

1-1  「見出し構成」とは

1-2  見出し構成の「原則」

テクニカルライティングの効果:文書品質の向上と作成時間の短縮