12-5  無理が生じやすい読点:名詞修飾節への付与

 「名詞修飾節」とは、述語がそれに係る語を伴って名詞を修飾する節です。

近接した障害物を検知するセンサ   A100との互換性があるB200   新製品を開発した経緯

 名詞修飾節の中に読点を付けると、思わぬ誤解を招く場合あります。

ユーザーが、端末を誤操作すると警報音が鳴る機能を実装する。                    * 機能仕様書の一部

 ・・・ 「メーカーが機能を実装する」のではなく、「ユーザーが機能を実装する」と読めてしまう。

 今回は、名詞修飾節の中あるいは後に不要な読点が付いた名詞句とその直し方を解説します。

1.     名詞修飾節への読点の要否

2.     陥りやすい事例:名詞修飾節の後の読点

3.     陥りやすい事例:名詞修飾節の中の読点

4.     陥りやすい事例:名詞修飾節の係り先を示唆する読点

5.     陥りやすい事例:複文を構成する節と名詞修飾節の混同

6.     陥りやすい事例:列挙を伴う名詞修飾節への読点

まとめ

後 記

© Yamanouchi Takaaki 2024

   [注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

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