12-9  括弧の使い方

 丸括弧をはじめとして、技術文書ではさまざまな括弧を使います。それぞれの括弧には、定着した用法があります。閉じ側と開き側が対になって語あるいは文を囲むという点では、引用符も括弧の部類に入ります。

語や文などを囲む括弧類 ( ) 「 」   “   『 』   〔 〕  [ ]  【 】  〈 〉       《 》

 便利だからといって括弧書きを多用すると、文が煩雑になります。また、自己流の使い方をすると、読者に違和感を与えかねません。

 今回は、丸括弧を中心にして括弧を使う際の基本と留意事項を述べてゆきます。あわせて、かぎ括弧や引用符などの使い分けも解説します。

1.     各括弧に定着した用途

2.     丸括弧を使う際の原則

3.     丸括弧の有効な使い方

4.     括弧書きの挿入位置と数

5.     丸括弧の控えるべき使い方

6.     陥りやすい事例:読解を阻害しかねない括弧書き

7.     陥りやすい事例:意味に乏しい括弧書き

8.     陥りやすい事例:変則的な括弧書き

9.     陥りやすい事例:見出し名に添えられた括弧書き

10.   括弧書きを減らす工夫

11.   かぎ括弧、引用符および二重かぎ括弧の使い分け

12.   亀甲括弧、ブラケットおよび丸括弧の使い分け

13.   隅付き括弧、山括弧および二重山括弧を使う際の留意事項

14.   全角記号と半角記号の使い分け

まとめ

後 記

© Yamanouchi Takaaki 2024

   [注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

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