14-1 試験報告書:見出し構成の考え方
ここでの「試験報告書」とは、試験によってなんらかの事実を明らかにして課題の解決につなげるための報告書です。A4判で1ページから数ページを想定します。
試験を行う動機
例 製品に見過ごせない事象が発生した。その原因を明らかにして、対策の要否を判断する。
試験報告書は、「目的-対象-方法-結果-考察-結論」の章構成が基本形です。いわゆる「論文形式」です。基本形があれば、応用形もあります。基本形の意味を考えないままこれを「定型」ととらえると、試験結果をまとめただけになって判断に関わる重要な事項がもれる場合があります。
今回は、試験報告書の見出し構成を考える際の工夫と留意事項を中心にして解説します。
1.
試験報告書の基本形
2.
見出し構成の工夫:章の追加・統合・分割
3.
見出し構成の工夫:定型の試験での章の省略
4.
控えるべき章構成
5.
報告書・提案書のフレームワーク
6.
「検証・検討報告書」への応用
7.
「原因と対策」への応用
8.
「出張報告書」への応用
9.
「目的の章の後に結論の章を置く」の是非
10. 「1ページにまとめる」の是非
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。
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