15-5  不具合の原因と再発防止策-問題が重なった例-

 一つの問題から別の問題が生じた際に、両者をまとめた報告書が必要になる場合があります。

例  不具合の発生に加えて、その解決が遅れた

    ・・・ 二つの問題は関係があるため、一つの報告書にまとめなくてはならない。

それぞれの問題は、見出しで的確に分けて表す必要があります。見出しを付けずに箇条書きで分けようとすると、具体的な事項に言及されない“メモ”レベルの報告書に陥ります。箇条書きで簡潔に表したといっても、内容が不十分では意味がありません。

今回は、問題が重なった場合であっても見出し構成の工夫によってそれぞれの原因と再発防止策が具体的になった事例を解説します。比較対象として、自己流の書き方に陥って過度に内容を省略したため原因だけでなく再発防止策も曖昧になった事例を取り上げます。

1.     陥りやすい事例:メモ書きにすぎない「事象」

2.     見直し例:キーワードを組み入れた具体的な「事象」

3.     陥りやすい事例:「何によって」が明確に読み取れない「原因」

4.     見直し例:「何によって」が明確かつ具体的な「原因」

5.     陥りやすい事例:曖昧な方針だけで具体的でない「再発防止策」

6.     見直し例:方針と行動計画が明確な「再発防止策」

7.     陥りやすい事例と見直し例の比較

まとめ

後 記

© Yamanouchi Takaaki 2024

[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。

ブログの本文は、下記のPDFファイルで閲覧できます。

本文のPDFファイルA4判・全17ページ)

【重要】 PDFファイルの表示に伴うトラブルへの責任は、一切負いません。

 ブログではタイトルを開いたページに本文を表すのが普通ですが、あえてワープロで作成した本文をPDFファイルにして概要・目次に添付しました。HTML形式ではワープロ文書の表し方を解説しきれないというのがその理由です。

l PDFファイルは、5MB以内です。使用する閲覧ソフトウェアによって表示の細部が若干異なる場合があります。

l  PDFファイルの利用は、閲覧のみです。共有やダウンロードなどのご要望には応じかねます。


コメント

このブログの人気の投稿

1-1  「見出し構成」とは

1-2  見出し構成の「原則」

テクニカルライティングの効果:文書品質の向上と作成時間の短縮