17-2 取扱いマニュアル:「取扱い手順を述べる項目」の表し方
取扱いマニュアルの大部分は、「取扱い手順を述べる項目」です。項目とは、見出しとそれ以降の内容です。
取扱い手順を述べる項目 ユーザーが「一つの目的」を達成するのに必要な「知識と手順」をまとめた項目
取扱い手順の一つ一つは、それぞれ「番号付き段落」として表します。取扱い手順を述べる項目は、見出しの後に必要な知識を述べる「導入段落」があってこれにいくつかの番号付き段落が連なる構成になります。
番号付き段落 手順番号を伴って「操作の指示」と「指示の付帯事項」で構成される段落
手順は、箇条書きではありません。手順を箇条書きととらえると、指示の付帯事項が表しづらくなります。
今回は、操作の趣旨および手順の前提となる事項を述べる「導入段落」の表し方を中心にして解説します。手順の表し方は別の回で解説します。
1.
「見出し-導入段落-手順」の構成
2.
導入段落の表し方
3.
陥りやすい事例:製品の動作と仕様が主体になった導入段落
4.
「箇条書き」と「手順」の違い
5.
「手順」を表す書式の基本
6.
陥りやすい事例:原則から逸脱した書式
7.
「手順全体の注意喚起」と「手順各項の注意喚起」の区別
8.
「節見出し-導入段落-手順」の構成では表せない操作
9.
陥りやすい事例:原則から逸脱した「節-項」構成
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
[注]今回のテーマは他の回と関連するため、以前に解説した内容と重複する箇所があります。
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