4-8 複文を使う際の基本
「複文」とは、主語と述語の対応が複数ある文です。複文を使うと、主語と述語の対応が一つの文では表しきれない事実関係を端的に表せます。
条件 結果 ・・・ 「条件と結果の関係」を表す複文
ワークに許容値を超える位置誤差が発生すると、自動停止装置が作動します。
つき比べの対象 つき比べの対象 ・・・ 「対比」を表す複文
試作品Aは合格だったが、試作品Bは不合格だった。
複文を使う際は、節のかけ方を適宜に使い分けるとともにいくつかの原則に沿う必要があります。
複文の原則の一つ 一つの節を一つの節にかける。不要に節を三つ以上連ねない。
複文を構成する「節」 文中にあって述語とそれに係る語で構成されたまとまり
原則から過度に逸脱すると、節がいくつも連なったり入り組んだりして読みづらい複文になりかねません。
今回は、技術文書での複文の有効性と使う際の原則に重点を置いて述べてゆきます。内容に応じた文型の選び方であるとか無理がある複文の直し方などは、それぞれ別の回で解説します。
1.
複文の分類
2.
複文を使う意味
3.
複文を表す際の原則、禁則および補則
4.
原則から逸脱した複文
まとめ
後 記
© Yamanouchi Takaaki 2024
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